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カジュアル面談が面接選考化してしまう問題に一石を投じてみる

こんにちは。TOWNの長澤です。

ふと気づいたら、もう今年が終わろうとしていますね。新型コロナウィルスの影響もあり、本当にあっという間に時が過ぎていったという感覚しか残っていないというのが正直なところです。でも、振り返ってみるといろいろあったな、、ということで、2020年が終わってしまう前に総括的なストーリーをアップしていこうと思います。

今回はタイトルにある通り、カジュアル面談をテーマにした話です。

なぜカジュアル面談は面接選考化するのか

「まずはカジュアル面談で気軽に話しましょう!」という募集を見て応募したのに、実際話を聞いてみると志望動機やプロフィールを根掘り葉掘り質問されて、「これ面接なのでは?」と思ってしまったことはありませんか?(ちなみに、僕は求職者として過去に何度もこれを経験したことがあります)

これは企業側の事情を考えると、ある程度は仕方のないことなのかなと思います。なぜなら、現在行われているカジュアル面談の(おそらく)ほとんどが、「今すぐ採用したい案件」の募集に紐づけられて行われているものだからです。採用可能性があるのかどうか、できれば初回の対話で当たりをつけておきたい。だからカジュアル面談であるのに採否のことを考えながら対話することになる、というわけです。

カジュアル面談で採否が決まってしまう

選考に紐づいたカジュアル面談を実施すると、「選考目的ではない面談をした結果見送りになる」という訳のわからない現象が起こることがあります。(これも僕は何度も経験したことがあります)

また、応募がたくさん獲得できている企業だと、応募してくれた全員とカジュアル面談するということも現実的に難しいはず。ということで、企業側の事情でカジュアル面談をすることも叶わないケースだってあるでしょう。(ただ、これは一概に不誠実な対応というわけではないと思います)

つまり、「今すぐ採用したい案件」の募集に紐づけられてカジュアル面談が行われている限りは、いくら「選考目的ではない」と前置きしても事実上の面接選考になってしまうのは避けがたいことなのではないかと思います。

カジュアル面談を目的とした募集を作ることにした

ということで、募集職種には全く紐付けず、ただカジュアル面談するためだけの募集を試しに作ってみることにしました。

これなら募集職種にマッチしているか判断しなくてもいいし、カジュアル面談した結果見送りにする理由もなくなります。企業側も応募者も、ただ純粋にカジュアル面談をするという目的に集中することができるというわけです。

今回はWantedlyで募集を公開してみたのですが、掲載当初からかなり反響がありました。当社のWantedlyの募集の中ではベスト3に入る応募率です。実際に応募してくれた方とお話ししてみると、「カジュアル面談するだけだとわかっているので安心して応募できた」、「普通に話ができて良かった」という声が多かったです。

その場の話題は相手に合わせて変えている

フリートークという形で募集を出しているので、その場の話題も応募者の希望を伺って決めています。もちろん、会社や事業内容の説明はしますけど、雑談にほとんどの時間を費やすこともあれば、転職や就職活動の相談に乗ることもあります。これからエンジニアに転職しようとしているので、実際にどんな感じで仕事しているのか知りたい、という話題も多かったですね。

長期的なつながりを意識してやっている

フリートークでカジュアル面談というのは、はっきり言って短期的な採用には結びつきにくい行動です。それでもやっているのはもちろん理由がありまして、「会社のことを知ってもらいながら、できるだけ多くの人と継続的な関係を築く」ためにやっています。会社のファンを増やす、そしてできたらいつか一緒に仕事ができたらいいですね、というわけです。これまでにお会いした方には、次はいつコンタクトしようか、ということを今から考えています。

もちろん、来年も継続して実施しますので、ちょっとでも興味を持っていただけた方はぜひお気軽にご連絡ください。
カジュアルにお話ししましょう!

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