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図解で伝わる明文化。カルチャーオンボーディングについての取り組み

こんにちは。TOWNの長澤です。

TOWNの人事制度に関するあれこれをコラム形式でお届けいたします。
今回は社内のオンボーディング施策について取り上げます。

はじめに

現在、TOWNのオンボーディングは、事業部が行う業務キャッチアップを目的にしたものと、人事が行う会社への定着を目的にしたもので構成されています。役割の引き継ぎや業務習得などのオンボーディングは事業部が中心に行い、人事は新しく入社したメンバーが会社や事業部に早く馴染んでもらえるように底上げやフォローをするような形ですね。

事業部が行うオンボーディングは各事業部によって内容が異なりますが、人事が行うオンボーディングは下記の通りの内容で行なっています。

  • 入社直後 入社オリエンテーション
  • 入社から2週間後 会社のカルチャーを知るためのディスカッション
  • 入社から3ヶ月間 人事との1on1を毎月1回実施

入社から2週間経過したタイミングで実施している「会社のカルチャーを知るためのディスカッション」では、TOWNのカルチャーについてテーマを決めて人事とディスカッションや対話を行うというものです。

また、入社から3ヶ月間については、毎月1on1のお時間をいただいて直接お話を伺うようにしています。事業部でのオンボーディングが順調に進んでいるどうかを確認することが目的ですが、そのほか、働いていて何か困ったことはないか、今までの会社と違って気になることはないか、といったことまで聞くようにしています。(入社3ヶ月を経過した後も定期的に人事1on1は実施しています)

入社するメンバーが増えたことによって見えた課題

TOWNは積極的に採用活動を行なっていることもあり、入社するメンバーの数は年々増加しているのはもちろん、多様な職種や役割を担うメンバーが入社するようになってきました。

当たり前のことですが、メンバーの数が増えるということは、その分個々のメンバーが持つ価値観も多様化することになります。また、ある職種に特有の価値観というものが新たに形成されるということもあるでしょう。例えば、仕事が捗る職場環境とは?という問いに対して、エンジニアとセールスでは全く違った考えを持っているはずです。

会社やチームとして目指すビジョンやバリューが共有されていて、かつ同じゴールに向かっているということであれば、こうした多様化は望ましいことだと思います。メンバーそれぞれの個性や能力が、会社やチームにとっての強みとして作用しやすくなるからです。

現在のオンボーディングでも、会社のカルチャーについて対話する機会を作っていますが、もっと会社のカルチャーを理解してもらう、浸透させていくためのオンボーディングに力を入れていく必要があると考えるようになりました。

会社のカルチャーをわかりやすく伝える方法を考える

そこで、ここ最近のオンボーディングで実践しているのが、「会社のカルチャーをわかりやすく図解にして伝わるようにする」という取り組みです。

TOWNには、「伝わる明文化」というバリューがあります。会社のカルチャーに関することも、クレドなどの文書を作ることで明文化を行ってきました。この図解では、「大事なことだけど、意外とみんなで共有できていないよね」という要素をわかりやすく表現するためのものとして活用しています。

例えば、TOWNが考えるキャリアアップのイメージについては、こんな図解を使って説明しています。

マネージャーを目指すというのは、会社内におけるキャリアアップとしてはメジャーな道筋だと思います。ただ、自分がマネージャーを任されることになるポジションが社内でどのように作られているのか、ということをイメージできる人は意外と少ないのではと思います。

こうしたイメージを伝えることで、マネージャーになりたいからとチーム内で衝突してしまうというポジション争いを避けられますし、役割に徹することで自然にキャリアアップできるポジションが生まれるということにつながるのではないかと考えています。

仕事の進め方についての価値観も明文化する

もうひとつ、図解で伝わるように取り組んでいるのが、仕事の進め方についての価値観が伝わるようにする、ということです。

この図解で用いられている「戦略のアイデアとして他者の歴史から学ぶ」というトピックはひとつの例ではありますが、会社全体の戦略をはじめとして「会社としてこのような価値観で仕事を進めていきましょう」ということがイメージとして伝わることを目指しています。

これは、仕事のやり方を単に規制するということではなく、価値観を共有しておくことで全員で仕事をうまく進められるようにすることを目的にしています。戦略と紐づけて会社のビジョンを共有し、メンバー全員が同じゴールに向かえるようにするために活用しているのです。

おわりに

図解を活用したオンボーディングは、これから積極的に行っていきたいと考えていますが、新しく入社するメンバーにだけでなく、既存のメンバーに対しても活用していきたいと考えています。図解は社内資料として公開はしていますが、浸透度はまだまだこれから、といったところです。

オンボーディングは、入社時にだけ行うものではなく、入社後も常に継続して実施していくものと考えています。会社のカルチャーについてのオンボーディングを繰り返し行うことで、強い組織づくりを目指します。

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