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【インタビュー前編】コーポレートサイトを支えるインフラ”SiteCloud”とは?

── こんにちは。採用広報の島津です。
社内メンバーへのインタビュー、今回はSite Cloud事業部セールス責任者の松川さんにお話を伺いました。

<語り手>
トークゲスト:松川さん(2022年入社) SiteCloud事業部 セールス責任者
インタビュアー:島津(2022年入社) 採用広報

イントロダクション

── 本日はお時間いただきありがとうございます。今回のインタビューでは、前後編に渡ってSiteCloudのサービスのこと、そしてSiteCloudで働くことについてお伝えしていきたいと思います。
前編では、松川さんにSiteCloudというサービスについてお話しいただきます。

松川:はい。よろしくお願いします。

SiteCloudとは?

── まず始めに、SiteCloudというサービスについて教えてください。

松川:SiteCloudは一言で言うと、Webサイトのサーバーをクラウド化することのお手伝いをするサービスです。サービスの骨子としては、①クラウド構築 ②クラウド移行 ③運用・監視 ④セキュリティ対策の4つがあります。

私たちが顧客へご提案する時は、単にクラウド化のご提案の他にも、クラウドに移行する際にセキュリティ対策を一緒に行う方も多いため、セキュリティ対策サービスとして提案することもあります。

ですので現在は、クラウドの構築や移行と運用監視を売りとした「SiteCloud」と、セキュリティ軸でご提案する「サイバーの鎧」の2軸を中心としてセールスしています。

クラウドサーバーとは?

── ありがとうございます。そもそもWebサイトのサーバーを「クラウド化する」とはどういうことですか?

松川:自社内サーバーなどを利用していた既存の情報システムを、外部事業者のクラウドサービスを利用する方式に移行することです。

Webサイトに用いられるサーバーは①オンプレミス、②レンタルサーバー、③クラウドの大きく3種類に分けられます。

①オンプレミスとは、自社内でサーバーを保有し運用するシステムの利用形態のことで基本的にはWebサイトには向いていません。

②レンタルサーバーは、物理サーバーを借り受けて利用するサービスです。1台の物理サーバーを複数のユーザーで利用することが多いです。個人使用や小規模には向いています。安価なことも特徴です。

そして③クラウドサーバーは、それぞれのユーザーが仮想サーバーを専有して利用するサービスです。法人使用に向いていて、安心・安定・安全な環境を提供可能です。スペックの変更が簡単にできることなどが特徴です。

ですのでSiteCloud事業部のセールスは、レンタルサーバーやオンプレミスとクラウドの違いを把握し、お客様の課題に対してクラウドのメリットで解決策を提案しています。

Webサイトのインフラの重要性

── ちなみにWebサイトのインフラに問題があるとどのようなことが起こるのですか?

松川:いろいろありますが、例えばサイトになかなかアクセスできない事態が起こります。一般的にサイト表示まで待てる時間は2-3秒と言われていますが、インフラにトラブルがあるとアクセスまでかなり時間がかかり、離脱されることも。WEBサイトは多くの企業の方々が世間一般に対して自分達の会社をアピールする場です。ECサイトだと商売をする場でもあります。そこに繋がる動線なので、事故を起こすとブランド毀損や影響がものすごく大きいです。

── なるほど。せっかくサイトのデザインやコンテンツに力を入れても、そもそもインフラ部分がよくないと、サイトまで辿り着いてもらえないということがあるのですね。すごくもったいないです。

クラウドサーバーなら「必要な時に、必要な分だけ」

── クラウドサーバーのメリットとして、スペックの変更が簡単にできるところがいいなと思いました。

松川:そうですね。特にキャンペーンを行う場合には、その期間中にだけものすごくアクセスが集中することもあります。そうするとサイトが落ちてしまって、そのキャンペーンを打った意味がなくなってしまいます。

そんな時にクラウドサーバーだとスペック変更が簡単にできるので、キャンペーンを打つときだけスペックを上げて、普段はアクセスも落ち着いているのでスペックを下げる、ということができます。

クラウドだとサーバーの運用・維持費用の面でも、必要な時だけお金を払うという構図が成り立つので、費用面でもお役に立てると思います。

クラウド需要増加の一方で、不足するエンジニア

── それは便利ですね。メリットの多いクラウドサーバーですが、導入する企業も増えているのでしょうか?

松川:はい。多くのコーポレートサイトでクラウドサーバーの活用が進んでいます。しかしその一方で、エンジニアが不足しているという社会課題もあります。

SiteCloudは顧客のインフラ担当者としてWebサイトのセキュリティを守ります。

(参考)
経済産業省「IT人材を巡る現状について(データ編)」 
IDC Japan「国内パブリッククラウドサービス市場予測、 2020年~2025年」 

── なるほど、エンジニア不足という社会課題がある中、SiteCloudはコーポレートサイトのインフラを支えるという社会的にも意義のあるサービスですね。

SiteCloudの顧客とは?

── SiteCloudの顧客はどのような方になるのですか?

松川:大きく分けて2通りあります。直接ご利用いただくクライアント(エンドユーザー)様とお話するケースと、一緒にSiteCloudを売ってくれるパートナー企業様とお話するケースです。

エンドユーザー様の場合、私たちが実際にお話しするのは企業の情報システム部や広報部の方が多いです。エンドユーザー様に対してSiteCloudはインフラ担当者としてセキュリティを守ります。

一緒に売っていただくパートナー様は、現在はWEB制作会社様と組むことが多いです。理由としては、企業が自社のサイトに手を加えようとする時には、WEB制作会社様にまず相談されるケースが多いからです。しかし一方で、WEB制作会社様はWEBサイトを作ることは得意ですが、そのサイトをどこに置くかというサーバーまで作れることは少ないです。ですので私たちSiteCloudがインフラ担当としてチームに参加し提案のサポートをします。WEB制作会社様がWEBサイトを制作して、それを置くクラウド環境を私たちが提供し、その後の運用保守まで担当するというパートナーシップを組みます。

── ありがとうございます。それではエンドユーザー様とパートナー企業様では、現在どちらのお取引が多いのですか?

松川:現在はパートナー企業様と組むお取引が多いです。ですがもちろん今後エンドユーザー様も増やしていきたいと考えております。パートナー企業様についても、現状はWEB制作会社様と組むことが多いですが、その他の企業様とも組めないか模索しています。

── なるほど。サービスをどのようにして、誰に対して販売していくか、日々模索しながらセールスされているのですね。

SiteCloudの特徴とは?

── クラウドサーバーのメリットは先ほど教えていただきましたが、では他のクラウドサーバーを扱う競合と比較した時に、SiteCloudの強みはどこだと思いますか?

松川:まずクラウドの構築・移行という設計段階から、実際の運用や環境維持というマネジメントの部分まで、まるっとパッケージ化しているサービスはある程度絞られてきます。

その中で特にSiteCloudがお客さまから喜ばれるポイントは、初期費用がかからない点ですかね。SiteCloudは月額費をいただくサブスク型ですが、構築や移行を行う初月も利用料金は変わりません。構築・移行を無料で行う企業はほとんど無いので、差別化の1つかなと思います。初期費用として大体20〜30万円くらいはお取りになっている会社さんが多いですね。

── ありがとうございます。そこが無料なのはすごいですね!でもどうして無料でご提供できるのですか? 

松川:私たちは基本的に、きちんとしたサーバー環境を作った上で、それを長く使っていただきたいと考えています。ですので、初期費用の部分がネックになってなかなか踏み出せないというお客様がいらっしゃれば、まずは無料で使い始めてそのメリットをきちんとご理解いただきたいと考えています。そうすればすぐに辞めるという話には、まずならないので。長い年月使っていただけるであろうという試算で無料提供させていただいている、というのが実際のところですね。

顧客に寄り添ったサービス

── お話を聞いていて、とても顧客中心のサービスだと思いました。

松川:そうですね。顧客中心でサービスを作っていくという考え方は、SiteCloud事業部の特徴というより、TOWN全体で共通する理念ですね。「マーケットイン」とよく言いますが、「マーケットの求めてるものは何か」からプロダクトを提供する考え方をしています。作ったサービスを「これいいので、買ってください」ではなくて、「お客様は何を求めてますか?ではこのように設計しますね。いいですよね?」という考え方でサービスを提供しています。

── なるほど。顧客に寄り添ったサービスを提供し、顧客との継続的な関係を創造していく。当社の理念が反映されていますね。SiteCloud事業についてお伝えいただきありがとうございました。

後編では、企画責任者の金山さんにもインタビューに加わっていただき、SiteCloud事業部で働くことについてお伝えしていきます。

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島津 由
TOWN株式会社で広報をやっています。「TOWNの魅力を伝えたい!」と日々奮闘中。

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