アジャイルを始めて10年。ようやくアジャイル開発の目的がわかるようになってきた

ここ数年、ソフトウェア開発ではアジャイルやスクラムといった開発手法が採用されることが増えてきています。 「このプロダクト、チームにはアジャイルが合っている」と判断して取り組んでいる人はもちろん、「アジャイル開発がいろいろな問題を解決してくれそう」「スクラムがはやっているからやってみたい」と思ってはじめた人、「アジャイル開発にすれば開発スピードがもっと上がるんじゃないの?」「スクラムでやればすぐに成果が出るんでしょ?」と言われるがままに導入したという人、いろいろいるかと思います。 また「うちのチームもこれからやってみようかな」という人もいるのではないでしょうか。 今から10年前、わたしたちも当時かかえていた問題を解決したいという思いからアジャイル開発を導入しました。しかし、アジャイル開発の目的を正しく理解しないまま導入しても、残念ながらすぐには成果につながりませんでした。